| [A.4.2] 2000個の電子を発射し，スリットの位置で通過を確認した後，蛍光面で観測する |
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電子源から2000個の電子を次々に発射し，２つのスリットのどちらを通過するかを確認した後，蛍光面で観測する．
実験装置内に２個以上の電子が同時に存在することがないように電子は発射される．このシミュレーションを行い，蛍光面での観測の結果
を下のアニメーションで示す． ♣ 画像上にマウスポインタを置くとアニメーションが始まる． はずして再び置くとアニメーションは再開する． |
| 電子は個数が数えられる粒子として発射され，蛍光面では個数が数えられる輝点(粒子)として観測される． 蛍光面での2000個の輝点の位置には干渉じまらしき規則性は見られない．[A.3] のシミュレーションで 得られた，片方のスリットを閉じたときの蛍光面での輝点の２つの分布を下に示す．両方のスリットを開いているが， 途中でどちらのスリットを通過したかをチェックしたここでの結果は，これら２つの分布を単に重ね合わした分布に なっている． |
| 電子がスリットS1を通ったことを観測すれば，スリットS2を通らなかったのであり， スリットS2を通ったことを観測すれば，スリットS1を通らなかったのである． スリットS1を通った電子の蛍光面上での分布が，スリットS2を閉じたときの分布 に相当し，スリットS2を通った電子の蛍光面上での分布が，スリットS1を閉じたときの分布 に相当するのは至極当然のことである． |
